エンジニアなら考えておきたい健康面とは

エンジニアの仕事はデスクワークが中心となりますから、他の業種と比べ、座っている時間が圧倒的に長いことが特徴です。健康面では、腰痛や肩こりといった症状が出易く、放っておくと症状が悪化することもあるので注意が必要になります。その場で立ち上がったり、ストレッチをしたりと、座っている状態の時間を長くしないことが大切になりますが、納期が迫り余裕がないといった場合も珍しくありません。座ったままでも出来る脚のストレッチやビジネスシューズではなく、楽な履物を利用するといった工夫、そして出来るだけ身体を動かすことが大切になります。通勤時にはエスカレーターやエレベーターを使わずに階段を利用するといった様に、日々の生活の中で無理なく出来ることから取り入れていくことも効果的です。

また、パソコンを使用している時間が長いエンジニアにありがちな症状と言えば、ドライアイや眼精疲労、そしてそこから来る頭痛が挙げられます。パソコンなどの画面から発せられるブルーライトは、物を見るときのピント調節機能や体内リズムを乱すという作用も報告されていますので、エンジニアが影響を受け易い環境にいるのは間違いありません。意識して瞬きの数を増やしたり、点眼薬を利用したりといった工夫の他、パソコンから目を離し、遠くを見るといったことも効果的です。

エンジニアは時間に追われることも多いので、症状が初期の場合には、我慢してしまったり、放置してしまいがちです。慢性化してしまうと、治すことが難しくなるだけでなく、更なる症状を引き起こしてしまうこともありますので、早めに対策をとることが欠かせません。