デスクワークの姿勢がもたらす健康への影響

事務作業などデスクワークが中心の仕事をしている人にとって気を付けなくてはいけないのが、健康への影響です。人間は椅子などに座って何かをする時に無意識に自分が楽だと思う姿勢を取ってしまいがちですが、必ずしも楽な姿勢と正しい姿勢がイコールとは限りません。実際に間違っていることに気がつかずに長時間その姿勢のまま作業を続けて体に悪影響をもたらしてしまうケースもあります。

中でも特に多いとされるのが猫背です。パソコン業務を行っている人に共通して見られる間違った姿勢の代表とも言えるこの猫背は、両肩に過度に負担がかかってしまうことで頭痛や肩凝りを引き起こす原因とされています。特にディスプレイとキーボードが一体化しているノート型は、構造上、普通の作業を行うと自然と目線が下になってしまうので注意が必要です。だからといって、無理やり目線を上げようとすれば腰や背骨に負担がかかることになります。

この問題を改善するためには3つのポイントをおさえることが重要で、まずひとつ目が座り方です。椅子に座るときは背もたれに近い場所にお尻が来るように深く座ります。次に意識をするのが背筋です。前述したように目線が下になると無意識に前屈みになってしまうため、常に背筋を伸ばすことを意識持つことが大切になります。そして最後のポイントが足です。椅子に座った時に足を組むことが癖になっている人もいますが、この姿勢は腰痛に繋がります。足はしっかりと地面につけた状態で作業をすることを忘れてはいけません。これ以外にも、姿勢改善や健康体になるための対策はまだまだあります。とにかく、座り仕事で受ける体への影響とその改善策をしっかり把握し実行することで、少しは体への負担が軽減されるのではないでしょうか。